• 2022/08/21
  • 難病・慢性病
1ヶ月通院して慢性腰痛が治らないなんて言わないで(怒)


当院に通院して1ヶ月ぐらいの患者さんが
「前から腰が痛かったんですがそれが
今日は特に痛くてお願いします」

「1ヶ月間も当院に通っているのに
前から腰が痛いなんて初めて聞きましたが?」

「いや、腰痛は以前から続いていて
この腰痛は慢性化しているので治らないんですよ」

「ㇵぁ?当院で1ヶ月間も治療していて
自分の腰痛は持病だから治らない」と言うのか?

ここをどこだと思っているのだ(怒)

確かにカルテでは初診時に腰に張りがあると
書かれているがその後この患者さんが
腰痛を訴えたことはなかった

なのに

今日初めて当院に通院してからも痛みは続いていて
慢性腰痛だから治らないのものだと断言している

当院で1ヶ月も治療をしていいれば
ヘルニアや狭窄症の激痛でも普通に治るのだが

どう考えても初診時の治療で腰の張りが消失して
腰痛は解消していて1ヶ月間本人も忘れていたものが

最近になって今までしなかった作業や
運動をして腰に負担をかけた痛みだと思うが?

その患者さんは最近ジムに通い始めて
マシンやプールで身体を動かしているので
今日の症状はそれが原因のはずだと思うが?

ナゼだか本人は「絶対に無理はしていないし
筋肉に負担をかけていない」と言い張るのだ

意地になっているようにも見えるが
どうしても今日の腰痛は慢性腰痛であり
痛みが解消した事はこの1ヶ月間も
一度もないと言い張るのである

私は「腰痛解消!神の手の16人」という
本に載っている腰痛治療のスペシャリストであり
当院に1ヶ月間通院しているのにその間も
ずっと腰痛が続いていたなどと言われることは
私としては我慢ができない屈辱なのである

「とにかく診てみましょう」

診ると右の第11肋骨と第12肋骨の間の
肋間筋に筋硬結がある
これは軽い筋挫傷(肉離れ)と判断した

「分かりました、この腰痛は
今ここで一発で治しましょう!」

結局、治療終了後に「痛みがとれました」と
言わせて帰らせた

慢性腰痛は一生治らないという思いこみによって
私を憤慨させた一例である

治療家の立場からは
治療した直後に痛みが解消すれば
その後本人が安静にしてくれれば
慢性腰痛など簡単に治せる疾患なのだが

本人が慢性腰痛は治らないと思いこんでしまって
自分が毎日行っている事が慢性腰痛の
原因だという考えに及ばないことが

世の中に慢性腰痛の人がこんなに
多い原因なのではないだろうか?(笑)



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