- 2021/09/21
- 院長のひとり言
- 体は自分のものであって自分のものではない
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自分の身体は強くていつも元気だ!
友人達があちこち体の不調を訴えても
「あんたら弱いわね、
私はどこも悪いところが無いわよ」
そんな感じで生きてきた人は
年齢を重ねて自分の身体に老化や
不調が起こってきたときに
現実を受け止めることができなくて
イライラしたり不安になったりするようだが
体は自分のものであって自分のものではない!
その事を理解すれば
それほどショックを受けることは無い
私も若い頃はスポーツ万能で
何をやっても人よりも上手にできたので
自分は体も強く、出来る奴だ!
仕事も順調で怖いものは何もない
そう思って生きていた
ところが32歳の時に
胃に原因不明の腫瘍が発見されて
2度も開腹手術を経験した
その時に自分の身体が意志に反して
全く動かないことがあり
まるで体の中に自分の精神だけが
閉じ込められているようだった
その時に
体は自分の所有物ではない
逆に体に自分の魂が宿らせてもらっている
身体の方が大家さんなのだと思ったのだ
体は自然に生息する動物であり
イメージするなら魂が馬に乗っているような感じである
私は馬に乗った事があるが
馬は人間の指示に従いながらも
デコボコや水たまりがあれば勝手によけて歩くし
機嫌が悪ければ言う事を聞いてくれない
同じように体も
間違った指示を出し続けると
思うように動いてくれなくなるし
年をとれば耳も遠くなり忘れっぽくなる
体が自分のもので強い体こそ自分である
そう思っていると
老化によって起こってくる
様々な体の変化を受容しがたいかもしれないが
私のように体は別人格であり
体のほうが大家さんだと思っていると
生活習慣病や成人病は自分の
誤まった生活で体に負担をかけた結果として
素直に申し訳なく思い、反省できる
また、体は動物なので老化するのは当然であり
当たり前のように目も耳も歯も弱っていき
夜中に何度もトイレに起きたり
様々な変化が起こってくるのも理解できる
体は自分のものであって自分のものでない
そう思うとイライラしたり
不安になったりすることもないと思います。
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