• 2020/12/16
  • 院長のひとり言
体の歪みは矯正する必要ありません⑤最終回


「体の歪みは矯正する必要ありません」という

タイトルで長々と書いてきましたが

そろそろまとめたいと思います


少し歪んだぐらいで痛みになるなら

80代以上の高齢者の方々はもれなく

軟骨も骨もすり減って変形していますので

全身痛くて耐えられないはずです


ところが高齢者の方々は

歩きすぎた時や冷えた時に痛むていどです


骨や軟骨がすり減って体が歪んでいても

体調が悪く無ければ痛みにはならないのです


要するに体の歪みが悪いのではなく

無理をしたり冷えたりして体調が悪いから

気血の巡りが滞り、痛みを出しているのだ


この場合の痛みは体が気血の巡りが悪い事を

知らせてくれているサインなので


安静にして患部を温めれば楽になります


ところが


体が歪んでいるのが痛みの原因だと勘違いして

歪みを矯正しようとすると

どうしても骨盤を強く捻ったり

股関節を無理に開いたりして

足腰に負担が大きい体操をする


その事が原因で慢性痛が治らない人が多いのです

私はこの危険性を訴えているのです


私自身も骨盤矯正やAKA,カイロプラクチック等を学び

最近の若者の骨盤後傾による猫背や

長時間スマホやパソコンによるストレートネックなど

慢性痛の原因につながる症例には

矯正の手技を用いることがありますので


矯正そのものを否定する気は全くありません


ただ、原因が分からない慢性痛は

何でもかんでも体の歪みが原因だというような

根も葉もない都市伝説のようなものに

多くの人々が翻弄されて間違った体操を続けていることが

慢性痛が治らない原因の一つとなっている事に

危険だと警鐘を鳴らしているのです。


終わり



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