• 2020/04/03
  • 院長のひとり言
新型コロナウイルスに打ち勝つための東洋医学的思考


今のところ新型コロナウイルスに効く薬はありません

 

ですから我々が新型コロナウイルスを撃退する武器は

自分自身の持つ自己免疫しかないということです

 

では自己免疫をアップさせるにはどうすればよいのでしょうか?

 

栄養のある物をモリモリ食べて睡眠をしっかりとる

そして

気血水の巡りを良くすることが効果的です

 

いま気血水という言葉が出てきましたが

気血水というワードは東洋医学のものなのですが

みなさん西洋医学と東洋医学の決定的な違いは何だと思いますか?

 

西洋医学は症状を抑えようとするんです


例えば熱が出たら解熱剤で熱を下げますね

咳が出たら咳止め、下痢をしたら下痢止め、という感じで

症状を抑えて治そうとします


現在は新型コロナウイルスの活動を抑える薬を

世界中の研究者が総力を上げて研究してくれています


 

それに対して東洋医学は免疫を助けようとします

風邪ひきで熱が高くなるのはバイ菌やウイルスは

高温多湿に弱いので、免疫が働いて体温を

高くしてくれていると考えて、

スムーズに体温が高くなるための漢方薬を使います

 

また、下痢は胃腸に入ってきたバイ菌を速やかに体外に

排出しようとしている免疫力であり咳や痰も同じ事なので

いたずらに止めることはしません

水分をしっかりとってマスクやうがいで対応します

 

つまり東洋医学は自己免疫が一番働きやすい

環境を作ることを重点的に考える医学なのです


現在、世界中でパニックを起こしている

新型コロナウイルスには効果的な薬がありません


西洋医学的思考で新型コロナウイルスと対峙すると

戦うための武器が無いということになります

丸腰で未知のウイルスと戦わなければならない

そう思うととても恐怖を感じますね


ところが東洋医学的思考で見ると

我々の体は元々どんなバイ菌やウイルスに出合っても

戦って撃退することのできる強い免疫力を持っているので


自分の免疫力が持っているパワーを最大限に

働いてもらえるようにしていれば

新型コロナウイルスにも打ち勝つことができると考えるのです


ここで先程の気血水の話が出てくるのですが

我々の体に生命を与え栄養し動かすためのエネルギーを

東洋医学では気血水と呼びます


気血水の流れが順調なら健康であり

我々の体が持っている免疫力を存分に発揮してくれるので

どんなバイ菌が侵入してきても撃退できます


そしてツボは気血水の流れの悪いところを

調節できるポイントです

ツボを刺激することで気血水の流れが順調になり

免疫力がしっかりと力を発揮してくれます


東洋医学はこのシステムを利用して患者さんを治療しています


新型コロナウイルスに世界中が恐怖している

こんな時こそ東洋医学的思考が心強いのだと思うのです。



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