- 2019/06/04
- 院長のひとり言
- ゲーム障害に気をつけよう
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WHOがゲーム依存症を疾患として
正式に認定した
スマホのゲームにのめり込んで
日常生活に支障をきたす人が多くなり
世界中で大きな問題になってきているのである
WHOの国際疾病分類では
ギャンブル依存症などと同じ精神疾患に分類される
症状としては
・ゲームの時間や頻度を自分で制御できない
・日常の関心ごとや日々の活動よりゲームを優先する
・日常生活に支障がきたしてもゲームを続ける
この様な症状が12カ月以上続くとゲーム障害と診断される
厚労省の2017年度の調査では
中高生の約93万人がゲームなどの
ネット依存の恐れがあると推計され
5年前より約40万人増えている
依存症になる原因は
先天的要因と環境的要因があると思のですが
私の持論では生まれつき
ギャンブルにのめり込む性格の人がいる
以前、藤井寺市の市民祭りに参加した時に
1回100円でくじ引きでおもちゃが当たる店をやったのですが
どうしてもあのおもちゃが欲しいと
持ち金を全て使い果たしてしまい
当たらなければ泣きだしてしまう子がいました
商品の目玉として置いてあるだけの
絶対に当たらないおもちゃだったので
そんな子がくると心が痛んだものでした
同じような子どもが1時間に1人ぐらいの割合でいましたが
その時
この子たちが大人になって競馬や競艇にのめり込んだら
財産を全部使い果たしてしまうだろうと思った
このように生まれつきギャンブルやゲームに
のめり込みやすい性格があると思います
生まれながらに依存症になる危険が高い人がいる反面
実は誰でも依存症になる可能性が有る
人間の脳は知りたがるように出来ているので
ゲームのように第一ステージをクリアしてら
次はどんなステージがあるのだろうか?
そう思うと止められなくなる
インターネットでも次から次へと
どんどん興味がわいてきていつまでも見てしまう
ある意味で知的欲求を追求しているのだが
それがノーベル賞につながる研究では無く
実りのないゲームだから依存症となる
実は真面目で完璧主義で負けず嫌いな人ほど
依存症になりやすいので気をつけなければならない
将来このような患者さんが来たときに
鍼灸治療でどのように治療すれば良いのか
有効な治療法を模索する必要があると思ったのでした
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