• 2019/05/25
  • 院長のひとり言
与えられた環境で精いっぱい頑張る


「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」

今回の月9ドラマのタイトルだ


医師免許を持つ放射線技師と

若い美人女医のラブコメディーで


いろいろな病気や患者さんの家族の問題を通して

放射線技師の心の葛藤を描いているドラマである


先週このドラマで

医師免許を持たない放射線技師が

医師のふりをして出会い系サイトで

若い女の子とデートするシーンがあり


そう言えば昔

病院のリハビリ室で勤務していたころ


同じリハビリ室の先輩が医大生だと偽って

いつもナンパに成功していた事を思いだした(笑)


病院では医師免許を持っている人は

神のように崇められ

薬剤師や管理栄養士さんは「先生」と呼ばれ


レントゲン技師や検査技師、理学療法士、看護士は

お互いに「さん」で呼び合っていて


病院勤めは持っている資格によって

序列がキッチリした世界だった


今回のドラマを見ているとその頃の

医師免許を持たない者達の悲哀が思いだされた


ドラマの中で医師ではない事がばれて

正直に「医学部を受験できるほど学力がなくて

レントゲン技師になった」というセリフがあったが


確かに医療関係の仕事をしている人の中で

子供の頃から現在の資格を目指して努力して

夢を叶えたのは医師だけだろうと思う


それ以外の者は進学を考えた時

自分の偏差値と相談して今の仕事に着いている


だから医師が羨ましい

私もかつては同じ思いをしたことを

懐かしく思いだした


ドラマでは医師免許を持たない者の悲哀と

それでも患者さんのために出来ることを

一生懸命にやっている姿が描かれている



どんな立場でも、与えられた環境のなかで

プロ意識を持って常に研鑽を重ね

自分の出来る事を一生懸命に頑張ること

それが医療従事者としてのプライドであり


そのプライドを大切に守っていくことが

人生を豊かなものにしてくれことを

改めて思いださせてくれたドラマでありました。




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