• 2019/04/23
  • 院長のひとり言
本物のほねつぎの仕事


平成2年に当院を開業したころは

小学校や中学校で捻挫や打撲などのケガをしたら

保健室の先生が当院へ連れて来ていたが


その5年後、近所に整形外科ができて

学校でケガをしたら整形外科に連れて行くようになり


その頃から一般的にケガは整形外科で診てもらうのが

当たり前の世の中になった


そのため整骨院では筋肉や関節の痛みやこりを対象に

電気治療やマッサージで施術するようになった


その後必然的に

当院は鍼灸治療専門の治療院になっていたが


ここ数年、ケガの患者さんが増えてきたような気がする


中学生がケガをした当日に

整形外科でレントゲン検査をうけたが

骨折はないので安静にするように言われただけで

何も治療してもらえないと当院で通院治療している


足の捻挫の患者さんは

整形外科へ行っても恐らく何も治療してもらいないので

テーピングを希望して来院された


当院は平成2年に開業して平成と供に歩んできた


平成時代の初めは良かったが

整形外科の普及によって外傷の患者さんは減少の一途をたどり

平成10年ごろには外傷の患者さんはほとんど来なくなっていた


しかし整形外科ではレントゲンで異常がない場合

シップと鎮痛薬を処方して経過観察されるので

靭帯損傷など重症の捻挫の場合は

固定しないで放置されていつまでも治らない


だから平成の終盤になって

整骨院はテーピング固定ができる医療機関として

存在感が高まってきているのではないだろうか?


私は昭和時代に整骨院と交通事故専門病院で修業したので

骨折や脱臼の整復などもたくさん経験している


レントゲンを診なくても骨折の有無は分かるし

簡単な固定具も手作りしてしまうので

整形外科で何もしてもえなくて困ったら

ぜひ来てもらいたい


令和時代はケガの患者さんが増えるような気がする


今では国際中医師として鍼灸治療を専門としているが


もともとは学生時代に整骨院で腰の治療をしてもらい

整骨院の先生に憧れて柔道整復師になり

治療の幅を広げるために鍼灸師の資格をとったので


私の心の根底には柔道整復師のプライドが

今も熱く燃えている


まるで保険が利くマッサージ屋さんのような

整骨院が多いようですが

あのようにケガではない人をマッサージして

保険に請求できる時代は平成で終わり


令和時代は本当の柔道整復術を提供できる

本物の整骨院だけが残るのではないだろうか?




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