• 2014/06/20
  • 院長のひとり言
奇跡ではないですよpart2
昨日の話の続きをしよう

もし、昨日の独り言を読んでいない方は
スクロールして昨日から読んで下さい

7か月間何をしても進行していった
脊柱管狭窄症の症状が
2週間で解消した話であるが

これは奇跡ではなく
予定通りの経過だったのである

問診で「どんな時に痛みますか?」

「体を丸くすると痛みます」
「風呂で温まると痛みます」

この答えでピンときた!

脊柱管狭窄症では
体を丸めると症状が軽くなるはずだし
温熱療法が有効な疾患である

そして、この患者さんは
当院へ来るまで
毎日整骨院へ行き
一週間に1回のペースで
整体に行っていた

この患者さんは脊柱管狭窄症だが

この痛みやシビレは
間違った治療によって起こっている

「今日から当院以外の治療を
一切止めてください」

右臀部の小野寺殿点という
坐骨神経痛の治療点がある

そこを触ると「そこそこ」

患者さんは日ごろからこのポイントを
強く押してもらっていることが判った

結局この部位の圧痛が著しく
風呂で温めると痛むのも
過剰なマッサージの結果である

だから今までの治療を止めれば
1〜2週間で治るだろうと
予想出来たのである

現代の日本人はマッサージを
たくさんすれば良くなると
勘違いしているようだ

良くならなければ
もっと強くマッサージするのではなく
一度仕切りなおしてほしい

人の体には自然治癒力があり
それを最大限に活用するための
治療でなければならないのである




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