• 2018/11/29
  • 院長のひとり言
鍼は人なり


「先生が最後の砦です」

「ここの治療が最後の賭けです」


などと患者さんからよく言われるが


本心からそのように思っている人は

必ず改善しているので

そういう人が鍼灸治療で治るのは当たり前なのですが


中にはあちこちの治療院を渡り歩いているうちに

リップサービスとして

どこへ行ってもそのようなこと言っている人も多い


この商売を長いことやっていると

どちらのタイプかはファーストコンタクトで分かる


当院もだんだん有名になってきて

世間ではドクターショッピングと言う

あちこちの治療院を渡り歩く人達がやって来るようになる


そういう人は


はじめはつらい症状を治してもらおうと

真剣にあちこちのゴッドハンドを訊ねるが

どこへ行っても良くならないので

半ばあきらめながら次はどこのゴッドハンドへ行こうか?


そんなこんなで


本人も気が付かないうちに

治してもらうことよりも


このゴッドハンドはどんな治療をするのだろうか?

どんな診察をして、どんなツボを使って

どんなふうに鍼を打ち、どんな説明をするのか?

マッサージは?電気治療は?


まるでラーメン屋の味見をして

ダシは牛骨、麺は細麺、チャーシューは厚め等等

点数でもつけるのと同じ思考回路でやって来る


だから治らない


そんな不真面目な人が治る訳がないと

つい最近までそう思っていたが


私もラーメンは大好きなので

あちこちのラーメン屋を食べ歩きするが

期待していなかった店でも

本当に美味しいラーメン屋さんには

リピートしたくなるものである


初めからリピートするつもりで来ていなくても

一度その味を知ってしまったら

リピートしなくてはいられない!


それが本物である


ドクターショッピングをしている人達にも

一回で治療効果を実感してもらい


忘れかけていた治す意欲を思い出してもらい

本当の治療とはどういうものか

本人が理解できるまで熱く説明して

治るまでとことん通ってもらい


やりたい事が何でもできる日常をとりもどし

痛みのない生活を思い出してもらう


そんな治療院にならなければならない


だからどんなに遠くから来院されても

その患者さんの体の状態や症状をみて

一切の妥協はしない治療計画を提案する


そのためには

あちこちのゴッドハンドの先生が治せなかった人達が

私の治療計画の通りに通院すれば

必ず治ると信じてくれるだけの存在にならなければならない


鍼は人なり


知識や技術や経験だけではない

一人の人として、治療家として


治ることをあきらめていた人や

はじめからお試し感覚の人でも



メラメラと病気と闘う熱い思いをたぎらせて

この先生なら「任せてみよう」と思ってもらえるように

これからも人として成長して

精進していかなければならないと思うのです





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