• 2015/12/03
  • 院長のひとり言
奇経治療
鍼灸治療は経絡の
気血水の流れを良くする事で
体の治癒力や免疫力を
維持、向上することを目的としている

経絡は体の縦にながれる経脈
横に流れる絡脈の総称である

経脈には正経12経脈と奇経8脈があり

普通は正経12経脈で治療するが

奇経8脈で治療した方が
治りやすい疾患には
奇経治療を使う

例えば

ヒステリー球と言われる「梅核気」
これはストレスで肝気が鬱滞して
ノドに梅干しの種が引っかかって
出すことも飲み込むこともできない状態

通常は正経12経脈から
太衝、太白、天突、膻中、肝兪、などの
たくさんのツボを使うが

奇経では

小海と列缺の二つのツボで治療できる

奇経治療を勉強すると

とても少数のツボで同じ効果が得られるので

鍼に対する反応が強い人には
とても安全で有効な治療法である




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