• 2014/12/03
  • 院長のひとり言
治すのは自分ですよ
腰痛で困っている友人に
当院を勧めてもなかなか
来たがらない話を聞いた

腰が痛かったら「梶村へ行ったら」と言うと

「梶村?」

「鍼灸院?何分揉んでくれる?
保険はきく?値段は?」

こんな感じになって

結局

「鍼は怖い」とか
「遠いし高い」などと

敬遠されるのである

腰痛持ちの方の多くは
一度はどこかへ治療に行っておられる

CTやMRIなど
立派な検査はたくさんあるが

治療法と言うと

鎮痛剤やマッサージぐらいしか
治療法が無く

しかも、根本的な治療は出来ないと

思いこんでしまっている


だから何をするか?値段は?時間は?

言い換えれば

腰の痛みが治るのかどうかより

どんなサービスがいくらなのか?

興味はそういう事になってしまっている

腰痛を治すことを諦めてしまっている

安くて身近な医療機関を回っただけで

それほど努力もせずに

「自分の腰は治らない」と思っている

だから安くて、長時間マッサージして
待ち時間が短い店を転々とする

安物買いの銭失いである


当院を訪れる患者さんの
半数以上が鍼灸治療の経験者で

以前に鍼灸治療で治った経験がある

治るつもりで来院する

治るつもりでしっかり通院して
指導を守って養生するので

治るのが当たり前なのだ


治る人と治らない人の違いは

「誰か治してー」他力本願

「この治療所に通って治すんだ」

受動的と能動的の違いである


どんな人でもとにかく来院さえすれば

そこの所を説明して

治す自信があるのだが


鍼灸治療が嫌われ過ぎである。


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