- 2014/11/17
- 院長のひとり言
- 雅楽
-
10年前から雅楽の横笛である竜笛という笛を吹いている
ひょんなことから雅楽の会で竜笛を教えることになった
10年吹いていると言ってもたいした腕前ではないが
初心者にレッスンするぐらいは出来る
雅楽というと結婚式で静かに流れるBGMを想像するが
実は竜笛の音を鳴らすには物凄い肺活量がいるので
初心者は普通5分で音を上げる
酸欠で両手がシビレて頭がクラクラするのである
それでも1ヶ月ほど毎日練習すれば「越天楽」という有名な曲を演奏できるようになる
越天楽が演奏出来れば結婚式場でアルバイトが出来る
しかし
これで雅楽が出来るとはとうてい言い難い
小生に言わせれば
鍼灸師の国家試験に合格しただけだ
その道の入り口に立ったに過ぎない
何も分かっていない、何も出来ない
毎日毎日一生懸命練習して
何年もかけて一人前になっていく
「これで極めた」と思ったら
その瞬間に成長が止まる
仕事も趣味も
生涯をかけて一生懸命努力する事が肝心であると思うのである。