• 2025/10/08
  • 院長のひとり言
看護や介護の仕事に就く人減るのはあたりまえ

円安や世界情勢からの資源高に
加えて政府の政策で

価格転嫁して物の値段を上げて
その収益で人件費を上げなさい
という指導が続いているので
10月から食料品だけで3000品目以上
値上がりし最低賃金が平均66円上がる

政府やマスコミはインフレ率2.5%ぐらい
と言うが毎日食べる米の値段が倍になり
我々国民のハダ感覚では毎年10%つづ
上がっていて3年前から3割は確実に
物価が上がっている

高市さんが総理大臣になると
このインフレは加速度的に進み
これからもずっと続くので
その分労働者の賃金も加速度的に
上がっていかなければ国民生活は苦しく
なっていくばかりである

そう考えると看護や介護の仕事は
手に職を付けてくいっぱぐれがない
という理由で今までは選ばれていたが

実は病院ではすべてが保険点数で
算定されているのでどれだけハードな
仕事をしても一人が稼げる金額には
限界がある

例えば理学療法士は一人の患者に1時間
運動療法を行うと185点という感じだし
ケアマネージャーは1ヵ月に利用者
44人までしか担当できない

このように医療や介護系の資格には
それぞれ1ヵ月に稼ぐことができる
限界があり

年齢を重ねて勤続年数がいくら
長くても年収500万円以上望める
資格は医師だけである

去年ぐらいから新入社員の初任給が
30万円を超える企業が増えて来て
そこそこの大学を卒業して上場企業に
就職できれば30代で年収500万円に
達する人が多くなる時代に

高額な学費を払って専門学校に通って
必死で努力して国家試験をパスしても
年収500万円が限界の仕事を選ぶのは

よっぽど医療や介護の仕事に憧れや
やりがいを感じている人以外はいない

デフレを脱却してインフレにしたい
政府の方針はよく理解しているが
その分医療系や介護系の保険点数を
大幅に上げてもらわないと我々が
高齢者になった頃には看護士さんや
介護士さんが

みんな外国人だったり
ロボットになっていたり
するのではないだろうか?



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