• 2025/05/03
  • 首・肩・膝の痛み
ぎっくり腰は慌てるな!

SNSの書き込みに
「ぎっくり腰の治し方教えてください
嫁が4日前からぎっくり腰で
整骨院や整形外科に行ってるけど
今でも激痛で苦しんでいます」
というのを見つけた

ぎっくり腰にもいろいろあり
整骨院などに行くことができるのなら
とりあえず歩くことができる状態
なのだと想像するが

なかなか治らないケースの
共通点として

「痛いけど動くことができる」
というパターンである

ぎっくり腰の激痛で突然動けなくなり
倒れこんで一歩も動けなくなって
その場で3日間ほどじっとしていた人は
だいたい1週間で復帰できる

ところが慌てて病院に行って
レントゲンやMRIなどの検査をうけて
飲み薬や痛み止めの注射をしてもらい
その時だけ動けるようになった人は
1カ月経っても激痛が止まらなくて
そのまま慢性腰痛になることが
よくあるのである

この差は何なんだろうか?

最初の処置が違うからである

ぎっくり腰の原因の多くは
「肉離れ」か「捻挫」である

例えば足に捻挫や肉離れを起こすと
アイシングしてテーピング固定して
安静にするために松葉杖で足に
加重がかからないようにする

当たり前の処置である

だからぎっくり腰でも動けない程の
痛みがあるならコルセットをはめて
その場でじっと動かずに安静にして
寝ていれば3日ほどで動けるぐらいの
痛みになっていたはずである

ところが冒頭の文章では
ぎっくり腰を発症して4日の間に
整骨院や整形外科へ行っているので
まったく安静にしていない

しかも痛み止めで痛みが分からないので
発症直後の一番安静にしなければならない
時に動き回っていたのではないだろうか

もしも整骨院でマッサージや整体を受けて
整形外科でリハビリなどの運動療法を
やっていたら安静にするどころか
患部を刺激しまくっているので
一番最悪のケースである

ぎっくり腰の治し方は発症したら
慌てずに痛くない体制で安静に寝て
痛みが軽くなるのを待つことである

動けない程の痛みには理由があり
動かない方が治りが早いのである

ただし

じっと寝ていられない
のたうち回る程の痛みは生命に
かかわる場合があるのですぐに
救急車を呼んでくださいね。




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