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- 「変形性膝関節症」筋力強化にウオーキングは正解か?②
- 「変形性膝関節症」筋力強化にウオーキングは正解か?②
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変形性膝関節症の治療は積極的な安静と
下半身の筋トレである
膝関節に炎症があるので関節に加重が
かかることをすると炎症を刺激して
悪化してしまう
だから歩いたり重たいものを持ったり
自転車こぎをしたらダメなのだ
とにかく膝に痛みを感じることは避けて
安静にすることである
痛みの原因は炎症があることなので
痛みは膝関節が悪くなってしまうよ
という危険情報なのだと思ってもらいたい
だから極力安静にすることが治療なのだ
ほとんどの炎症は2週間も安静にすれば
納まってきて1カ月で消失する
だから1カ月間しっかりと安静にすれば
変形性膝関節症の痛みは緩解する
ところが高齢者が長期間歩かずに
安静にしていると筋肉が弱ってしまうので
足の筋肉を鍛える必要がある
だからウオーキングが良いのでは
ないかと考える人が多いのだが
ウオーキングで足の筋肉を鍛えようとすれば
大股の速足で歩く必要があり変形性膝関節症で
膝が痛い人には不可能なのである
実は歩くことは全身運動で心肺機能を
鍛えたりカロリー消費してダイエットしたり
気分転換になったりしてとても
良い事なのではあるが
足の筋肉強化にはあまり効果がない
そこで筋トレがお勧めなのである
筋トレはベッドで寝ながらできるし
椅子に座りながらでもできる
膝関節に加重がかからずに足の筋肉を
鍛えることができるので非常に有効である
「下半身の筋肉を鍛える」という目的なら
当然筋トレが効果的なのである
変形性膝関節症に対する一般的な治療法は
「運動もやりながら」というのが常識だが
それだとダラダラといつまで経っても
改善しないしないで
人工関節の人が増えるだけである
治療にはメリハリが大事であり
1ヵ月間はしっかりと安静にして
炎症が消失したら
山登りでもゴルフでも思い存分
好きな運動をすればいいのである。
終わり
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