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- ひどい肩こりは肩こりではないので揉んだらアカん
- ひどい肩こりは肩こりではないので揉んだらアカん
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ひどい肩コリで肩をさわるのも痛くて
寝返りも痛くて不眠症になってしまう
鍼灸院をしているとシバシバ
このような患者さんが来られるが
そもそも「肩こりが痛い」という
日本語が間違っている
「肩こり」は痛くないから「肩こり」
なので
肩が痛いのであれば肩こりではないのだ
なのに肩こりだと思っているので
マッサージ屋さんや整体に通い
「お客さん、スゴイ肩こりですなー」と
グイグイやられて筋肉を傷めてしまって
冒頭の症状になっているのだ
さらに
その事がNG行動だと気づかずに
「揉んでもらっている時は気持ちよくて
一瞬良くなるんですけどね...」と
揉み過ぎで筋肉を傷めているのに
まだ自分で痛い局所を揉んでいる
そしてほとんどの人がまるでプロレスラーの
ように僧帽筋が盛り上がってガチガチになり
皮と脂肪と筋肉が一体化してしまっている
このような状態では血行が滞り
慢性的な肩こりになるのは当然である
肩こりを揉んでもらうととても気持ちよくて
本当に夢見心地で幸せなのは分かるが
日常的に強いマッサージや指圧を受けると
筋肉が異常に発達してしまって
このような弊害がおこる事を知ってもらいたい
基本的に筋肉に炎症が起きているだけなので
鍼灸治療ならば炎症を刺激することなく
治療することができて
意外と速やかに痛みがとれるのだが
こういうタイプの患者さんは基本的に
マッサージが好きなので
無意識に自分で揉んでしまうし
定期的にマッサージを受けたくなるので
痛みの原因が揉みすぎによる筋肉の
炎症であることを理解してもらい
1カ月間は絶対に患部を揉まないようにして
定期的に鍼灸治療を続けてもらう
すると
ガチガチに盛り上がっていた
僧帽筋の緊張がゆるんで皮と脂肪層と
筋肉がはがれて血行が改善するので
普通の肩こりになる
そうなると大好きなマッサージを
受けてもらっても大丈夫になる
ただし
自分で揉むのは止めてもらい
マッサージ店もしっかり選んで
乱暴は施術をしない腕の良い人だけに
さわってもらうように指導している。
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