• 2024/08/16
  • 院長のひとり言
白浜町は損失補償するのかな?


先日の日向灘の大地震を受けて
気象庁が南海トラフ地震の臨時情報を発表し
昨日8月15日に特別な呼びかけを解除したが

白浜などの観光業の人達は
お盆の観光客を当てにして
設備投資して満を持して迎えた
お盆期間なのに気象庁の臨時情報の
特別な呼びかけによって

海水浴場が閉鎖されてしまい
ほとんどの予約がキャンセルになったそうだ

大企業なら大丈夫かもしれないが
民宿や中小の旅館やホテルなどは
間違いなく経営危機に陥るほどの
大きな損失を被ったはずである

このことで経済的に追い詰められて
生命の危機に陥っている人が
いなければいいのだが

もしそうなればある意味で人災である

天災によって多くの人命が失われる
恐れがあるから全国民に警戒するように
気象庁は発表したのだと思うが

白浜町は海水浴場を閉鎖してしまう
必要があったのだろうか?

大地震が来る可能性はこれまでも
これからも高確率であることは同じだ

東日本大震災後今まで白浜町は
町民や旅行者を守るための対策を
何一つしてこなかったのだろうか?

遊んでいる時に大地震が起きても
全員が5分以内に避難できるような
安全な避難所のあるビーチにしておけば
良かったのではないだろうか?

津波が来ても垂直に逃げれば生命の
安全は確保されるのだ

なのに

白浜町はこれまで何の安全対策もせずに
気象庁が何か発表するたびにビーチを
閉鎖するつもりなのだろうか

観光産業で成り立つ町の経済を守る
視点がなければ経済的に危うくなり
人々の生命を守ることができないと思う

当院においても治療中に突然大地震が
来ても患者さんの安全を確保できるように
日ごろからシュミレーションしているが

大事なことは本当に大地震が発生した
時に一人一人がどう行動するかの
シュミレーションをして
いざという時に冷静に生命を守る行動を
とるように備えておくことである

大地震は今かもしれないし10年後かも
しれないので
白浜町はビーチを閉鎖するのではなく
「うちのビーチはいつ大地震が発生しても
安全ですよ」という対策をとるべきだと
思うのは私だけだろうか?

それにしても今回のビーチ閉鎖による
観光業者の大損失に対して白浜町は
何らかの補償をするのかな?




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