• 2024/07/24
  • 院長のひとり言
宮田選手一人が処分されて終わってはいけない


元バドミントン世界大者の
桃田賢斗選手が都市対抗野球の
東京ドームでの始球式を務めて

低めのストライクを投じて
大歓声を浴びたそうだ

桃田選手といえば
違法賭博事件で出場停止処分
絶頂期に交通事故を起こしたアスリートだ

アスリートとして多くの人々に
勇気と希望を与えたとともに
国民の期待を裏切ることもしてきた人だ

その桃田選手が東京ドームの
たくさんの聴衆から大歓声をうけて
笑顔を浮かべている姿を見て

宮田笙子選手もオリンピック直前に
喫煙・飲酒の不祥事で代表辞退という
厳しい処分をうけて今はほんとうに
憔悴しているだろうと思うが

人生は長くいつでもやり直しがきく
桃田選手も何度も失敗しているが
今はスポットライトを浴びて
笑顔で手を振っている

だから投げやりになって諦めずに
頑張てもらいたいと思う

宮田選手についてはほんとうに
残念でしかたない

どんな状況で喫煙や飲酒をしたのか
まったく知らされていないので
我々には何とも言えないが

若い女の子が一人で勝手に喫煙や飲酒を
するなどとは考えられないので
彼女一人が処分されて終わりで
すまして良い問題ではない

必ず喫煙や飲酒を勧めた大人がいて
それを黙認する環境があったはずだ

この種の問題は麻薬事件と同じで
それを使用した人は当然罪に問われるが
それを提供した売人の方が罪が重く

また私の持論だが麻薬が蔓延している
世の中を黙認している警察にも
大きな責任があると思っている

ようする宮田選手の件は彼女一人の
罪ではなく体操協会全体の罪であり
他に責任を問われるべき人達が
たくさんいるはずなので

彼女一人が辞退して終わりにしては
ならない事例だと思うのである。



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