- 膝の水(関節水腫)はナゼたまるのか?②
-
膝に水がたまるのは関節に熱があり
その熱を冷やすために関節の潤滑液
である滑液が多くなるためです
これは体に備わった反射的な
反応であり患部を冷やして
治癒に導いてくれるための
大事な免疫反応なのです
整形外科では膝関節に変形があり
関節が不安定になったり
狭くなった骨が衝突して
滑液包という潤滑液を分泌する
組織を刺激して水がたまる
だから関節を安定させるために
足の筋肉を鍛えなければならない
と説明してリハビリのために
自転車こぎやウオーキングなど
運動療法を奨励している
しかし考えてみてください
軟骨がすりへって関節が変形して
いることが原因で痛むのならば
全ての80歳以上の高齢者は
耐えられないほどの痛みに
悩まされるはずですが
現実には痛むときに安静にして
いればそんなに痛まない
そして整形外科では痛みに対して
飲み薬や注射での痛み止めに加えて
ヒアルロン酸注射を行うが
これは気休めに過ぎない
溜まっている関節の潤滑液よりも
ヒアルロン酸のほうがツルツルとして
滑りがいいので膝の痛みが緩和されるが
24時間もたてば自然に排除されて
すぐに元の水がたまった状態になる
そんな事を何年も定期的に繰り返すと
飼い犬が狩りをしないのと同じで
膝の潤滑液を作って流すシステムが
崩壊してしまい
関節の潤滑液が枯渇してしまうのです
だから膝関節が痛くて水が溜まって
定期的にヒアルロン酸注射を
何年も続けている人は
結局人工関節手術をすることになるのです
つづく
一覧に戻る