• 2024/05/09
  • 首・肩・膝の痛み
膝関節を自分で破壊してしまう人たち①


よく「使い痛み」と言うが
我々は手や足を使いすぎると
痛くなることを知っている

例えば庭の草むしりをして
手を使いすぎたから親指が痛くなる
また、ゴルフでスイングを改造して
いつもと違う筋肉を酷使して痛くなる

このような経験は誰でも
何度も経験しているはずである

こんなふうに使いすぎると
使いすぎているので
「休ませないと壊れるよ」と
危険を知らせる意味で
我々の体が痛みを出すのである

そして痛いから使わないように
安静にしていれば2~3日で
気がつけば自然に痛みは消失している

「痛み」は危険警報なので
危険がなくなれば消えるのだ
だから使い痛みは安静にすれば
間違いなく消失する

ところが
そのことが理解できない人がいる

よくあるケースが
歩きすぎて膝が痛くなったので
整形外科でレントゲンをとったら
「関節が変形しているので痛いのです」と
お医者さんに説明されて

歩きすぎて痛くなったことを
忘れてしまう人だ

誰だってある程度の年齢になって
膝のレントゲンをとれば
多少膝関節が変形しているものだ

だけどお医者さんがレントゲンを
見せながらこの変形が原因で
膝関節に痛みがありますと説明をすると

歩きすぎて膝が痛くなったことを
忘れてしまうのだ

そして「少々痛くても運動しましょう」と
お医者さんに勧められたら
なんの疑いも抱かずにリハビリや
ウオーキングを始める

この時点で治療の方向性が
完全に間違ってしまっているのである


つづく





一覧に戻る