- 膝関節を自分で破壊してしまう人たち①
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よく「使い痛み」と言うが
我々は手や足を使いすぎると
痛くなることを知っている
例えば庭の草むしりをして
手を使いすぎたから親指が痛くなる
また、ゴルフでスイングを改造して
いつもと違う筋肉を酷使して痛くなる
このような経験は誰でも
何度も経験しているはずである
こんなふうに使いすぎると
使いすぎているので
「休ませないと壊れるよ」と
危険を知らせる意味で
我々の体が痛みを出すのである
そして痛いから使わないように
安静にしていれば2~3日で
気がつけば自然に痛みは消失している
「痛み」は危険警報なので
危険がなくなれば消えるのだ
ところが
そのことが理解できない人がいる
よくあるケースが
歩きすぎて膝が痛くなったので
整形外科でレントゲンをとったら
「関節が変形しているので痛いのです」と
お医者さんに説明されて
歩きすぎて痛くなったことを
忘れてしまう人だ
誰だってある程度の年齢になって
膝のレントゲンをとれば
多少膝関節が変形しているものだ
だけどお医者さんがレントゲンを
見せながらこの変形が原因で
膝関節に痛みがありますと説明をすると
歩きすぎて膝が痛くなったことを
忘れてしまうのだ
そして「少々痛くても運動しましょう」と
お医者さんに勧められたら
なんの疑いも抱かずにリハビリや
ウオーキングを始める
この時点で治療の方向性が
完全に間違ってしまっているのである
つづく
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