• 2024/02/11
  • 鍼灸・東洋医学
鍼はナゼ効くのか?メカニズムと治効理論③


鍼を打つとナゼ効くのですか?
筋肉に作用するの?
血行が改善するの?
自律神経のバランスがよくなるの?
リンパの流れがよくなるの?

これらは日常の患者さんとの
会話でよくある質問です

これを見ると分かるよう
みなさん何か一つのものに対して
鍼の効果があるのだと思っている

それはまるで整体師の人が
「腰痛の原因は仙腸関節だ!」とか
整形外科医が
「肩こりの原因は筋膜だ!」とか

何か一つの不調からきているので
それを改善することでつらい症状が
消失して治ると説明するからかな?

鍼治療も何か一つに対して
アプローチする治療法だろうと
みなさん思っているのである

しかし実は鍼治療の効果には
上記の作用が全て含まれています
筋肉の緊張は緩むし血行は良くなり
自律神経のバランスがとれ
リンパの流れも良くなります

そして前項で述べたβエンドロフィンが
分泌して痛みを抑えることも
その中の一つの作用と考えるわけです

そんなになんでもかんでも
改善するはずないやろ!と

この事が理解できない人も多いと思う

その説明は少し長くなるので

つづく




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