- 慢性腱鞘炎で悩んでいる人は読んで下さい
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先日町内の祭りの同士会で
バーベキューをしていると
一緒に肉を焼いているオジサンが
「だいぶ前から親指が痛くて治らないんだけで
何で痛くて治らないのか分からない」と
手を見せてきたので
診ると
長母指外転筋に腫れがあり
ドケルバン病という腱鞘炎だ
「どれぐらい前からですか?」
「もう半年以上治らないんや」
「手を使い過ぎてませんか?」
「そんなに使い過ぎることはない」
腱鞘炎は手を酷使することで
腱と腱鞘の間におこる摩擦によって
熱が発生して炎症がおこる痛みだ
だから手を使い過ぎない人は
腱鞘炎にはならないはずだが?
「毎晩風呂でしっかり温めて
指圧したりストレッチしてして
こんな風に伸ばすと痛くて気持ちいい」と
やって見せてくれる
一番初めに痛くなった時の事を覚えてますか?
「そう言えば娘の引っ越しを手伝ってからだな」
「なるほどね」
この人は半年前に娘の引っ越しで
手を酷使して腱鞘炎になり
その炎症部位を毎晩指圧したり
ストレッチして刺激し続けているので
治らないのである
「今は手を使う事は全くしてないんですね」
「してないよ」
「だったらすぐに治りますよ」
腱鞘炎は腱と腱鞘の摩擦による炎症なので
指を動かないように固定すれば
腱と腱鞘に摩擦がおこらないので
自然に治っていくのだ
固定具だけなら1500円ほどなので
明日にでも治療所に来て下さい
こんな会話だった
このケースは治そうとして自分で
毎日炎症部位を刺激し続けて治らなかった
慢性的腱鞘炎には少なくないケースである
このブログで腱鞘炎は男性なら
治す気になれば簡単に治ると
何度も綴ってきた
要するに手の使過ぎなので
使わないで固定して安静にすれば治る疾患なのだ
日常的に手を酷使していないのに
腱鞘炎が治らないで慢性化していしまっている人は
自分で炎症部位を刺激していないか
よく考えてみてください。
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