• 2023/02/02
  • 院長のひとり言
大自然のものは食べようと思えば何でも食料なのだろうか?


近ごろ中国人でペットに犬を飼う人が
増えてきたそうだが
中国では今でも少し田舎へ行けば
犬はペットでは無く食料らしい

そう言えば以前
公園の鳩を中国人が食べてしまうのが
問題になっていた事を思いだした

中薬の勉強をしていると
中国人はミミズでも熊の手でも
何でも食べて薬にしてしまう国民性なので
犬などはご馳走なのかもしれない

思い起こせば幼いころ
イナゴを甘辛く炊いたものを
母親に食べさせてもらったことがあり
美味しかったのでイナゴなら
今でも食べる自信がある

だけどバッタやセミを食べろと言われても
無理だと思う

イナゴは良くてバッタは無理?

同じようなものなのに
自分自身でもナゼなのだろうか?と
首をかしげる

若い頃に焼き鳥屋さんでスズメを食べて
特に食べたくもないと思ったが
3年ほど前に伏見稲荷でスズメの串焼きを
見たがやっぱりスズメを食べるのは無理だと思った

イナゴは美味しかったが
スズメはキモイのを我慢してまで食べる
美味しさではなかったので
食べれなくなったのだろうか?

「これクジラです」と言われると
美味しく食べる事ができるが
「これイルカです」と言われると
イルカは友達であり食べてはいけないと考える

考えると大自然に存在するほとんどの動植物は
食べようと思えば食べる事ができるのだ

人は食べ物か食べ物でないかは
脳が判断していて
その基準は環境や民族性によって
かなり異なるようだが
一度これは食べ物ではないと
認識してしまうと生理的に受け付けない

そういうものなのかもしれない

そういう意味ではやった事もないのに
鍼灸治療は「痛くて絶対に嫌だ」と
認識してしまった人は
すでの生理的に受け付けない脳になっていて
「痛くないですよ」とどんなに説明しても
鍼灸治療を受けてもらうのは
容易なことではないようだ。(笑)

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