• 2022/09/03
  • 院長のひとり言
マスクを拒否した乗客を降車させたバス会社が行政処分!?


伊豆箱根バスの路線バスに
マスク着用しない乗客が乗車してきたので
運転手が車内放送でマスクの着用を求めたが
その客が従わなかったので

バス停ではない場所で停車して降車させた

このことで

国土交通省中部運輸局はバス2台を
各25日間の使用停止にする行政処分を行ったそうだが

これが処分対象になるんだと驚いた!

新型コロナ対策については
全数把握や水際対策など
毎日政府の方針が変わっているのでよく分からないが

バスのような密閉空間に不特定多数の人がいる場合は
マスクを付けるのは当然の義務だと思う

もしもその人が新型コロナ陽性者で
無症状で出歩いている人だったら
大勢の乗客の健康と生命を守る意味でも
運転手さんのとった行動は称賛されても
処分されることではないと思うのだが

当院では入り口に張り紙で
「院内ではマスク着用をお願いします!」と
マスク着用をお願いしているが

マスク着用を拒否されても
治療を断ったらいけないのだろうか?

道路運送法では泥酔者や暴力をふるうなどの
場合など以外は乗車拒否できない規定があるそうだ

しかし飛行機ではマスクをしない乗客を
降車させることができる約款になっているそうだ

だとしたら規定さえあれば
今回の処分は避けられたのである

これはバス会社がこんな問題が起こることを
想定して事前に約款を改定していなかったことが
今回の行政処分にいたった原因だと思われる

いずれにしても公衆衛生観念を持ち合わせず
エチケットを守らないわがままな人の
意見がまかり通り

乗客の健康と生命を守るために毅然とした
行動をとった運転手さんが処分される

そんな世の中に腹がたったのである。


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