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- 鍼灸治療がメインだが包帯でないと治らない症例もある
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柔道整復師の養成学校を卒業して
国家試験で包帯の実技があり
振るえる手で必死に巻いた事を思いだす
あれから37年経つので
今でも国家試験で包帯の実技はあるのだろうか?
インターネットで資格試験の
試験科目をしらべてみたら
なんと包帯学という科目が
無くなっているではないか(ビックリ!)
柔道整復師は昔し「ほねつぎ」と呼ばれ
私が学生の頃は包帯はほねつぎの命と教えられ
足の先から頭のてっぺんまで
どんな所で綿包帯で巻く練習をしたものだ
柔道整復師資格を取得して就職した
病院では看護士のみなさんに
包帯の巻方を講習で教えた
その頃の柔道整復師の包帯を巻く
技術は卓越したものだった
包帯がなければ治療出来ない症例は多い
現在の試験科目を見ていると
外科概論、整形外科、リハビリ医学などの
科目が増えているようだが
実際の現場では包帯やテーピングが
柔道整復師の治療道具であり整形外科的な知識が
豊富にあったとしても治療道具がなければ
患者を治療することができないではないか?
今の柔道整復師はどうやって
ケガの治療をしているのだろうか?
ケガ人などは来ないのだろうか?
そういえば先日臀部の肉離れで来院された患者さんが
近所の整骨院でマッサージしてもらっても
良くならないので当院に来たと言っていたが
もしかしたら肉離れだと分からずに
マッサージをしていたのか?
それとも筋肉痛を強くマッサージし過ぎて
肉離れをおこしたのかわからないが
整骨院はマッサージ屋さんという
一般的な位置付けは否めない
とにかく現在整形外科や整骨院では
包帯やテーピングをしないので
今後ますます私のような
包帯学を学び「ほねつぎ」の
技術をもった治療家が忙しくなるかもしれない
時代と共に治療法も変化するが
どんな時代になっても
包帯はほねつぎの命である
包帯はシップを止めるものではない
巻き方しだいで包帯だけでぎっくり腰の
痛みが半減することもある
その事を知っている柔道整復師が
少なくなっていることが寂しのである。
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