• 2022/06/07
  • 難病・慢性病
頭痛の診断を誤まると地獄をみることになる①

最近はテレビの天気予報でも
「低気圧が近づいているので頭痛にご用心ください」
などと頭痛予報をしてくれるので

お天気と頭痛の関係は
常識のようになってきている

今日は頭が痛くなるかもしれないと
心構えができていると痛くなっても
想定内なので以外に我慢できるものだ

それにひどい頭痛持ちの場合は
予防が肝心なので場合によっては
事前に薬を服用することもあるだろう


頭痛には緊張型頭痛と片頭痛と群発頭痛
大きく3つのパターンがあるが

当院で一番多く治療するのは緊張型だ

緊張型頭痛は頸部と頭部の間の
筋肉が緊張して太くなったり
硬くなったりして
その狭い部分を通る神経を圧迫しておこる

頸椎の1~2番から出て頭皮の
感覚を司る後頭神経が後頭部から
耳の周りを巡って側頭部から
目の奥につながっているので
左右どちらかの側頭部痛になる

世間でいう片頭痛のほとんどが
この緊張型頭痛である

頭の片側が痛いから片頭痛と
思っていた人は悪しからず(笑)

実際に頭痛の治療で一番難しいのは
片頭痛なのか緊張型頭痛なのかを
確実に診断する事である

つづく



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