• 2014/08/19
  • 院長のひとり言
変形性膝関節症
昨日、変形性膝関節症の激痛で
歩行困難の患者さんを

関節ネズミの可能性有りとして
整形外科へ精密検査に回した

本人から夕方に電話があり

関節内に骨片は無いが
変形が著しいので

手術しか治療法が無いと言われ

人工関節置換術を勧められ

薬も注射も無く湿布も出なかった

「考えます」と言って帰ってきたそうだ

当院としては変形が著しいのは
初めから承知している事で

関節内に骨片が落ち込んでなければ
鍼灸治療で治療できる

「一週間で治しますので、毎日来て下さい」

変形性膝関節症は
この様な重症の疼痛発作が
たびたび起こるものである

そのほとんどが鍼灸治療で
一週間以内に痛みが治まる

疼痛発作が起こる頻度が
毎月のように頻繁におこる

または、一週間以上鍼灸治療しても
強い疼痛が治まらない時には

手術も視野に入れなければならない

しかし

手術が成功した結果

健康になるかどうかは分からない

完璧に手術が成功しても
痛みが取れない、歩けない、座れない

手術前に出来たことが出来ない

この様な方のお話を聞くたびに

もっと早く会いたかったと思う

一週間だけでも治療
させてもらいたかったと思うのである

健康とは心身ともに健全であり
社会的にも良好で生きがいを持って
前向きに生きている様を言う

少々関節が変形していても

時々、痛む事があっても

日ごろの手入れさえしていれば
生きがいを持って健康に
生活することは出来るのである


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