- 2020/12/25
- 院長のひとり言
- 寒くなると頻尿の相談が増えています(後)
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高齢になると夜間に1回や2回ぐらいは
トイレに立つのは普通ではないか?
という話をしてきましたが
夜中に4〜5回トイレにいかなければならない人は
検査してもらう必要があると思います
特に過活動膀胱は膀胱と脳の情報伝達が
上手くいかない事が原因で
膀胱に少しでも尿がたまると脳が
強い尿意を感じてしまう病気です
だから腰部や腹部を温めたり水分量を調節したり
尿意を我慢する訓練をする必要があります
人は激しい恐怖を感じると失禁すると言われますが
私は人前で話すのが得意では無いので
セミナーの講師などをする前には
緊張してトイレに何度もいきます
このように尿意は精神活動に非常に関係が深く
過活動膀胱を治療する上で最も重要な事は
精神の安定です
東洋医学では心は五臓にあると言われています
例えば怒りは肝臓、喜びは心臓というように
各臓器によって働きが違います
当院の鍼灸治療では頻尿の患者さん
一人一人の精神状態を中医学的な四診という
診察法を用いて細かく診察して
どの臓器が弱っているのかを把握して
五臓の元気を取り戻す治療を行い
内臓を元気にすることで精神の安定をはかります
その結果、膀胱と脳の情報伝達が正常になり
夜間の頻尿が根本的に改善するのです
残念ながら頻尿を100%改善できる治療法は
どこにもありません
当院の鍼灸治療でも改善率は7割ぐらいだと思います
それでも現在の医療で身体と精神を同時に
治療できる治療法は鍼灸治療しか無いのも事実です
もしもあなたが頻尿を少しでも改善したいとお考えなら
鍼灸治療が最も効果的だと個人的に思っています。
おわり
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