• 2015/08/12
  • 院長のひとり言
9月1日は子供の自殺最多日だそうだ
新聞を見ていると
18歳以下の自殺人数を
日付別に分析すると

9月1日が最も多いそうだ

1972年〜2013年の42年間に
自殺した子供の総数は

18048人で

9月1日が131人

4月11日が99人

4月8日が95人

9月2日が94人

8月31日が92人と続いている


これを見ると

夏休みや春休みの長期の休み明けに

自殺する子供が多い事が分かる


内閣府はこうした傾向を

生活環境が大きく変わり

プレッシャーや

精神的動揺が生じやすいと考えている


中医学では夏は「心」に配当され

「心」は精神活動を司る

五臓六腑の中で最も重要な臓腑である

夏は熱邪が心を侵して

精神的疾患が発症しやすい時期と言える


突発的な自殺は

「夏」という時期的な原因もあるので

この時期は特に

家族や周囲の人の見守りが重要だ


当院にも鬱病の患者さんが多く来られるが

あの時家族の見守りが無かったら

自分はこの世に居ないという人も

実は

少なくないのだ


今になれば

ナゼあの時は

死ぬことばかり考えていたのか

分からないと話す


だからこの時期

社会全体で

子供たちをしっかり見守って


助かる命を助ける努力を

しなければならないと思うのである

一覧に戻る