• 2014/08/07
  • 院長のひとり言
代理出産Ⅱ
子宮癌などの事情で
子宝を授かれない夫婦が

自分たちの血を分けた子供を
授かりたいという
切実な思いは理解できる

しかし

代理出産には問題が多く
とても賛成できない

人の価値
生命の尊厳
などというものが軽視され

まるでペットのブリーダーの
感覚で生殖器を売り買いする

全てがビジネス優先の世の中

優れた者は喜ばれ
障害が有れば駆逐される

神の領域を侵している

化学が進歩すると
選択肢が増えて便利になる

その一方で

今まで考えもしなかった
決断を迫られることが
起こるのも事実である

代理出産という方法が有る

出産前にダウン症が判る

人口中絶が法律で認められる

だから決断を迫られる

知らなければ自然に任せて
ありのままを受け入れるのに

これからの世の中を
人間らしく生きていくには

「アナ雪」ではないが

ありのままを
ありのままに
受け入れる心が必要だと思う



一覧に戻る