• 2020/02/03
  • 院長のひとり言
ひざ痛への新しいアプローチ


土曜日に「膝関節への新しいアプローチ」

モーションパルペーションという治療法の

セミナーに参加してきた


講師は柔整師、鍼灸師の資格を持ち

人間科学の博士である中川達雄先生で

明治と宝塚の大学で教鞭をとりながら

叔父の中川貴雄先生の治療所で臨床をされている


講義の中で最も共感した事は

「普通に歩行する時に痛みが無くなると

少しずつゴムバンドなどで筋力アップの

トレーニングを指導していく」ということで


ほとんどの整形外科では痛くても

ウオーキングや階段昇降などの運動療法を強いることに

疑問を投げかけておられた


「痛くて治療に行って、運動しろと言われても

痛くてできない、でもドクターは運動療法ばかり強いる」

とおっしゃっていたので




モーションパルペーションと

鍼灸治療とはぜんぜん違う治療法であるが


変形性膝関節症の治療法に関して

痛い人に運動療法を強いることによって

さらに悪化するという見解が一致したので

しっかり治している臨床家なんだと思いました


痛いという感覚は患部に変形や炎症があるので

負担をかけると危険だと脳に知らせている警報なのに

鎮痛剤で脳が痛みを感じないようにして

運動療法をさせると変形や炎症が悪化して

ひどい場合は鎮痛剤が効かないほどの痛みになり

手術という最悪の選択肢しか無くなる


しかも几帳面で真面目に頑張る人ほど

一生懸命頑張って悪くしてしまうのだ


デモンストレーションで膝の悪い人に

モーションパルペーションを施すところを見せてもらったが

確かに可動域が向上したのが見て取れた


できるだけ痛みを感じないように

「術者の手の感覚で関節や筋肉がゆるむのを感じるのだ」と

おっしゃっていたので


「痛く無く、手の感覚で感じ取る」というところも

私が実践している鍼灸治療と同じなので安全であり

膝関節の可動域が制限されている患者さんには

効果が期待できるので応用してみたいと思いました


モーションパルペーションは

関節や筋肉を矯正したり緩和させることを目的としているので

鍼灸治療とはまったく考え方の違う治療法ですが


理論は違っても人間の体を治す手技療法であることに違いないので

臨床家として考えていることは

同じような事なんだと思いました。




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