• 2019/06/12
  • 院長のひとり言
楽しく食事ができると鍼灸治療の効果倍増!


83歳で歩行困難となり

このままでは寝たきりになるのでは?と

母親を気遣って毎週休みの日に

息子さんが送り迎えされている患者さんがいる


先天性の疾患で生まれつき右足が不自由なので

左足まで痛くなると一人では歩くことができない

そして

この患者さんの一番の問題は

痛みもさることながら転倒が怖くて足が出ない

度重なる転倒に自信を失っているのだ


さらに困った事に

毎週来られる度に痩せていく


食事のことを聞くとお弁当を配達してもらっているが

美味しくないのでほとんど残すそうだ


食事は、栄養素の摂取という意味だけでなく

生きていくために必要な行為そのもの

精神の安定のためにとても大事なことである


食事が楽しくないと美味しくない

美味しくないと食欲が低下し栄養が不足する

そうなると精神不安やうつ状態を引き起こす


痛みもさることながら

歩くことへの恐怖心が強いことと

生きる意欲が湧いてこないことが問題なのだ


鍼灸治療は体が持っている治るエネルギーを

滞りなく効率よく循環させて病を治すのだが

食事が滞ると治すエネルギーが不足していまうので

どんな素晴らしい治療をしても効果が上がらない


だから


鍼灸治療と共に楽しい食事ができる環境が欲しい


これはこの患者さんだけではなく

超高齢化社会においてとても重要な問題である


食事は単なる栄養の摂取ではなく

楽しみであり生きる糧となる行為でありたいものだ





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