• 2019/06/06
  • 院長のひとり言
今でしょう!


「その痛みとは一生のつきあいですよ」


これは92歳の患者さんが4年前にベッドから落ちて

胸椎を圧迫骨折してから痛みがとれず


あっちこっちの整形外科を渡り歩き


今は当院へ鍼灸治療に通っておられるが


先日、全国から患者さんが集まって来るような

有名な整形外科医から言われた言葉です


その日から


「私はこの痛みと一生つきあっていかなければならない」と

口癖のように言うようになり


もう治らないと諦めてしまったようだ


それ以前は鍼灸治療で痛みのコントロールができていたのに

急激に鍼灸治療しても効目が悪くなってしまい


症状が急激に悪化して

電車で二駅むこうの自宅から一人で通うことが難しくなってきた



当院ではどこへ行っても何をやっても治らない

患者さんを数えきれないほど治してきたので


「圧迫骨折は時間の経過と共に痛みが軽くなるので

しっかり治療すれば必ず良くなりますよ」と言っても


「有名な整形外科の先生が治らんと言ったからねー」と


治るイメージが持てないようだ


そうなるとどんな素晴らしい治療を施してもムダである


本人が治ることを諦めているのだから

他人が治すことができるはずがない



いくら林修先生が凄い塾講師で

素晴らしい授業をしたとしても

やる気のない生徒の成績が上がる事はない


だからこの患者さんは治らない

92歳という年齢を考えると

このままでは近い将来寝たきりになるだろう



当院では多くの難病患者さん達が治っているが


その人達は「整形外科では治らないと言われたので

西洋医学を諦めて東洋医学で治そうと思って来ました」


そう言って治る意欲をもって来られる


だから一生懸命通院して

しっかりと治るまで頑張って来られる


本人が治すつもりで来るから治るのである


治す気のない人は治らない


有名な整形外科の先生は

圧迫骨折で変形した背骨は元には戻らない 

と言う意味で言われたのだろうと思うのだが


患者さんはもう治らないのだと思ってしまい

治す事を諦めてしまった


治る気のない人は治らないので

何とか諦めずにもう一度治す気持ちになってもらいたいものだが


何とも悔しい、本当に何とかならないものだろうか?


まだまだ未熟


どうすれば良いのか分からない


林修先生に勉強しても意味が無いと思っている子供を

その気にさせる方法を教えてもらわなければならない





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