• 2019/05/07
  • 院長のひとり言
砂糖の誘惑は麻薬に匹敵する


飽食の時代なので

家にいればお菓子や果物があり

外出中でもファーストフードやコンビニがあるので

いつでもどこでも何かしら甘いものを食べることが出来る


だからどうしてもカロリーオーバーになり

太りぎみになってしまう


週刊誌やショップチャンネルでは

痩せるための健康食品や運動器具が

山ほど紹介されている


ダイエットは摂取カロリーと運動による

消費カロリーのバランスだ


摂取カロリーが消費カロリーを上回ると太る

小学生でもわかる単純な算数である


単純に甘いものを食べなければ良いのだ!


ところが砂糖というのは非常に依存性が強く

研究者によるとコカインや覚せい剤よりも

中毒性が強いものらしい


覚せい剤中毒の治療で苦労している清原選手が

「白い粉を見ただけで脳がよだれを垂らす」と

言っていたのを聞くと


その挑発に抵抗できる精神力は

誰にもないのではないだろうかと思う?


ただし


麻薬には精神力で抵抗するしかないが

我々は糖分の誘惑に抵抗するホルモンを持っている


脂肪細胞が分泌するレプチンというホルモンだ


通常は食事によって血糖値が上がると

脂肪細胞からレプチンが分泌されて

脳が満腹であると感じる


だから脂肪が無いと満腹感が得られないので

際限なく食べてしまうそうである


では

肥満体で脂肪細胞がたくさんあり

レプチンもいっぱい分泌しているのにナゼ

際限なく甘いものが食べたくなるのだろうか?


実はレプチンの情報を受ける側の脳に問題が有り


深夜の寝ている時間帯になると

脳はレプチンに対して反応が鈍くなってしまうのです


しかも


毎日夜更かしして甘いものやスナック菓子を食べる生活を続けると

レプチンに抵抗性ができてしまい

昼間でも脳がレプチンに反応しなくなる


そうなると


糖分はコカインに匹敵するほどの依存性があるので

誰も糖分の誘惑に抵抗できない


だから肥満体の人はどんなにご飯を控えても

高額な健康食品を食べて運動しても


家の中にはお菓子や果物

外出するとファーストフードやコンビニなどがあり

砂糖の誘惑に抵抗することは不可能なのです


もはやその人の意志が強いとか弱いとか

そういう次元の問題ではなく

依存症の治療と同じくらい問題は深刻なのです


そこで


ダイエットの基本をもう一度考えると

脳がレプチンに反応しなくなっていることが問題であり

レプチンに反応する脳を取り戻すことが

肥満解消の唯一の方法だと思うのです


結論としてダイエットの基本は早寝早起きです


早く寝て早く起きる事でレプチンに対する

受容性が高い脳を取り戻すこと


この事を無視してカロリー制限や健康食品

運動療法をどんなに頑張ってもむなしいだけなのです


逆に毎日早寝早起きするだけで

自然に甘いものを欲しがらないスマートな体になり

高血圧や糖尿病などの成人病のリスクも下がります


昔から寝る子は育つと言いますが

早寝早起きの人は健康で太らないのです







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