今日も患者さんが
「親せきの者が鍼治療で入院したので
鍼治療は危険だから止めときなさい」
と言われて困惑していた
当院で治療して良くなったので
「鍼治療は効くよ!」
と言ってくれる患者さんの
ほとんどがこんな思いをしてしまう
「鍼治療は安全でしょ?」
と訊かれると
「危険な鍼灸院もある」
その理由の一つに
技術を磨いて一人前の鍼灸師に
成長できる場所が無いのである
鍼灸師の有資格者のうち
鍼灸治療で生計が成り立っているのは
約3%しかいない
そんな国家資格があっていいのか?
看護師や薬剤師、理学療法士など
その他のパラメディカル部門の
有資格者は今でも売り手市場だが
鍼灸院は当院も含めて
一人で診療しているので
助手を雇う余裕も必要も無い
だから新卒の鍼灸師は整骨院や
マッサージのチェーン店に
勤めるしかないのである
巷にある鍼灸整骨院にいる
若い鍼灸師はマッサージを
主な仕事としていて
そんな人はマッサージは上手いが
鍼灸治療は資格を持っているだけで
ペーパードライバー同様だ
それなのに鍼灸治療を謳っている
だから「危険な鍼灸院もある」のだ
肩書が凄い、有名である
値段が高額である
この様な情報は全くあてにならない
鍼灸学校の教授などは授業や論文作成で
忙しく、臨床経験に乏しい
宣伝が上手ければ有名になるのは
たやすい事である
異常に高額な値段設定は
多くの患者を助けようとする心がない証拠
つまり金持ち相手の商売上手である
3%の優秀で安全な鍼灸院を
見分けるコツは以下の要領である
鍼灸の実費治療で
20年以上臨床経験があり
治療にマッサージをしない先生だ