• 2019/03/26
  • 院長のひとり言
マッサージは痛くない時にしてもらいましょう


手当とは応急処置的な治療をすることを

指す言葉になっているが


もとは痛いところに手を当てることだ


痛いところに手を当てると


脳が痛みの感覚(痛覚)よりも

手を当てた感覚(触覚)を優先的に感じるので


痛みが緩和される気がする

だから

人は痛い所があると本能的に手を当てるのである


ところが


痛いところに手をあてるだけなら良いのだが

痛いところを揉む、つまむ、指圧するなど

マッサージをしてしまう人が多い


痛いところは筋線維や関節周囲の靭帯などに

炎症がおこっているので痛みをだしている


もっと言えば

炎症を知らせるためにサイトカインなどの

痛みを脳に知らせるホルモンを分泌しているのである


だから


手を当てるだけでサイトカインによる

痛みの情報を脳が受け取らないようになるので

手を当てるだけにしておけばいいのである


ところが


炎症がおこっているところを

マッサージしてしまうと


サイトカインの情報を受け取らないので

一時的に痛みが緩和されるが

マッサージ刺激で傷口が広がり

火に油をそそぐ結果になり炎症が大きくなり

更にサイトカインを分泌するので


マッサージした数時間後に

痛みは更に強くなるのである


マッサージは気持ちいいので私も大好きだが

あくまでも体調が良くて

痛みのない時にやってもらわなければならない


重いようなだるいような

痛くなるまでの症状にマッサージは本当に効果的だが

何度も言うが痛みには非常に悪い


悪くなっていると思いながら

痛みがあるのに一時の快感を得るために

マッサージに通う人が多いが

最後には触ることもできず鎮痛薬が効かないほど

悪化していく事を知らなければならない




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