• 2019/03/08
  • 院長のひとり言
虐待する親は脳の障害のケースがあるので治らないのでは?


毎日のように子供の虐待事件が報道され

胸くそ悪い思いをしていますが


虐待された人は自分が親になった時に

自分の子供に虐待してしまう

負の連鎖がおこることがある


ある種の中毒症状なのかもしれない

子供の頃に植え付けられた

障害といってもいいのではないだろうか?


「こんな事をしてはいけない」と頭では分かっているが

どうしても虐待をやめられない


ある種の性犯罪者や麻薬中毒患者と同じで

子供を見ると虐待したくて我慢できない



人間の脳は古い脳を新しい脳が包み込んでいる

そして

暴力的衝動、性的衝動など快楽を求める衝動

古い脳が行っている


衝動を抑えるのは前頭前野の眼窩前頭皮質といわれる

新しい脳が衝動を抑えている


普通の人間でもみんな

腹が立ったら暴力的な衝動が起こる


理不尽な態度に心の中で「しばいたろか!」と思うことは

誰でもあることであり人として当たり前である


しかし


実際に暴力行為に及ぶ人は少ない


普通の人は古い脳が「しばいたろか!」という

衝動を起こしたとしても

新しい脳の眼窩前頭皮質が

「しばいたらあかん、がまんがまん」と

暴力的衝動にブレーキをかけるのだ


だから実際に暴力行為に及ぶ人は

眼窩前頭皮質の活動が弱く

衝動にブレーキがかからない人なのである


実際にアメリカでは犯罪者の脳を調べて

眼窩前頭皮質の活動が弱いことが

共通していることを確認されている論文が

山のように出されている


だから


子供を虐待する親の脳は

本人が子供の頃に虐待などの

何らかの恐怖体験によって

眼窩前頭皮質の発達障害を引き起こしている可能性が高い


だとすれば


性犯罪者や薬物依存症患者と同じで

自分の意志ではどうしようもない

衝動に支配されてしまう障害なのだと思うので


悪い事だと思いながらも

悪魔のような虐待を繰り返し

自己嫌悪に陥りながらもやめることができない


本人がどうあがいても治らない障害


清原も言っていたが

毎日が戦いであり今我慢できても

1分後には薬物が恋しくなる

この戦いを死ぬまで続けるしかない


病気なら治療できるが

障害は病気と違って治らない


虐待する親は虐待をせずにはいられないことを

社会が認識して町ぐるみで子供を守り

児童養護施設や警察の介入がスムーズにできる

法整備を早急に進めるべきだと思うのである





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