• 2018/11/01
  • 院長のひとり言
鍼灸治療は体調のいい時も悪い時も定期的に行うのが効果的


「予約の日に体調が悪くなかったら

キャンセルして、調子の悪い日に来てもいいですか?」


藤井寺市の患者さんとの今朝の会話です


体調がいいのに治療をする理由が無い

だから

体調が悪くなった時だけ治療に来たい


体調が悪化してから治療する

体調が悪くないのにどこを治療するの?


一見当然の考え方のようだが


それは西洋医学的な考え方であり

東洋医学的には逆に的外れな考えなのです


体調が悪化⇒ 鍼灸治療⇒ 体調良好

 ⇑              ⇓

体調良好⇐鍼灸治療⇐体調悪化⇐放置


上のようにその考え方では体調が悪ので鍼灸治療をして

調子が良いので放置してまた悪化しての

ループから抜け出ることができません



西洋医学には治療は病気が発病してから行うもの!

という前提があるのです


実際、体調がいい人が病院へ行っても何もする事が無い


その点、東洋医学には養生という概念があり

未病という言葉がある


世の中に完全に健康な人がどれだけいるのか?

病気とまではいかないが健康とは言えない状態

ほとんどの人が東洋医学では未病の人なのです


だから体調が悪くなって病気にならないように養生をする


鍼灸治療は体調が良い人もより健康になるために受けていただきます


体調が悪い⇒鍼灸治療⇒体調良好⇒養生の鍼灸治療⇒健康⇒充実した毎日


鍼灸治療は痛みをとるためだけの技術ではなく

健康で充実した毎日を送ってもらうための技術なのです


そのために


不調や痛みは早々に治療して治して

早く養生のための鍼灸治療を受けに来てもらいたいのです


だから


調子が良くても悪くても定期的に続けてもらうのがベストなのです




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