• 2018/09/20
  • 院長のひとり言
五十肩はタイミング④


このブログは連載になってますので

「五十肩はタイミング」から順番に

この④を読んでいただけたら分かりやすいので

よろしくお願いいたします。


③までの話で五十肩が治りにくいのは

「肩関節は動かさないと動かなくなる」というデマのおかげで

安静にしなければならない時期に

無理やり運動してしまうからだ


そして


①の急性期にタイミングよく鍼灸治療に来てもらえたら

短期間で治すことができるというところまでお話ししました


今日は五十肩の最も恐ろしい特徴の話です!


五十肩は治すことができる時期を逸してしまうと

半年〜1年ほどの間はどんなに最高の治療をしても

時期が来ないと治らないということです


もともと年齢的に肩関節周囲の靭帯や滑液包などの

柔らかくて柔軟性のある組織の柔軟性が失われてきている

ので年齢的に回復するより悪化するエネルギーのほうが強い


特に女性は女性ホルモンの減少によって

五十肩、腱鞘炎、手根管症候群などの

腱や靭帯の疾患になりやすく非常に治りにくいので要注意です


特に糖尿病などの基礎疾患のある人などは

男性でも治りにくく長期化するケースが多い


とにかく急性期で安静にできなくて

こじれてしまったら

長期化することを覚悟して下さい


だけど安心してください


五十肩は必ず治る疾患です


②の慢性期は安静にしていたら痛くないが動かすと痛く

関節拘縮が始まってきて肩関節が動きにくくなる時期です


しかし


この時期に関節拘縮が嫌だからといって

運動療法を続けていると

いつまでたっても慢性期から抜け出せない


2年以上五十肩が治らなかった人は

この時期にもまだ運動療法を続けて

肩の炎症を繰り返し繰り返し起こしていた人です


ある意味で

五十肩がいつまでも治らない人は

我慢強くて非常に真面目でストイックな性格といえます



つづく



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