• 2016/01/20
  • 院長のひとり言
あれ?と思ったら葛根湯
風邪が治らなくて困っている人が多い

初期の対処法が間違っているから


気を付けている人は
あれ?と思ったらお医者さんへ行く

お医者さんも特に症状がないので
総合感冒薬と胃薬を処方する

もしくはお医者さんへ行かずに
自分の判断で家にある風邪薬を服用する

たまに、風邪予防に総合感冒薬を飲む人もいる

これらの行為が風邪を治りにくくしている


風邪を治すために
風邪薬を飲むのがいけないのか?

答えはイエス


風邪薬は風邪のいろいろな症状を
抑える薬であって
風邪の細菌をやっつける薬ではない

特に総合感冒薬は風による
せき、痰、のどの痛み、鼻水、くしゃみ
発熱、筋肉痛、関節痛などの
すべての症状に対して
症状を抑える成分が少しずつ入っている

要するに風邪をひいてしまったときに
すべての症状に少しずつ効く薬なのだ

言い換えれば風邪をひいた人が
症状を抑えるために飲む薬である

総合感冒薬で風邪予防ができるとか
風邪の細菌を撃退できるなどと

考えてはいけないのである

風邪がいつまでも治らないのは
風邪に対する対処法が間違っているからなのだ

風邪の細菌を撃退できるのは
薬では抗生物質であるが

これは体への負担が大きいので
症状や抗生物質に対して
アレルギーがないか確かめないと
お医者さんもなかなか処方してくれない

風邪のひき初めに抗生物質を
処方するお医者さんはほとんどいない

ならばどうする

葛根湯を飲んで横になって休む

細菌を撃退できるのは抗生物質以外には
体が持つ免疫力だけである

漢方は古来より人の免疫力で
病気を治す補助として漢方薬を
処方してきたので

風邪のひき初めの寒気をともなう
頭痛、肩こり、筋肉痛、のどの痛みなどの症状に

葛根湯を処方して症状を抑えながら
体温の上昇を促して熱で細菌を撃退する

これによって一晩で風邪が治る

風邪のひき初めはまだ
免疫力が風邪の細菌と戦っている時であり

免疫力を助けることによって
細菌を早く撃退できるのである


現代医学は抗生物質を発見し
非常に重篤な風邪も治療可能になったが

長引く風邪が増えてしまったのも現実だ

それは風邪の諸症状を抑える成分が
少しずつ入っている総合感冒薬で

うわべだけの対症療法を続けていることによる

弊害!


我々は現代医学の良いところと
東洋医学の良いところを

上手く活用して健康管理を
していかなければならないのである



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