• 2015/12/04
  • 院長のひとり言
切れる高齢者が増えている?
今朝のワイドショーで
切れる高齢者が増えていると言っていた

高齢者と暴力とは
あまり結びつかないイメージだが

1995年から2015年にかけて
高齢者の数が2倍に増え
高齢者の暴力事件が45倍に増えた

人数の増加の割合に比べて
暴力事件の割合が突出して増えている

戦中、戦後生まれの方が
高齢化しているので

食料の無いときに生まれ育ったので
切れやすい世代なのだろうか?

以前、新幹線で灯油をかぶって
焼身自殺をした70代の男性は
下流老人だった

35年間真面目に働いて
税金も年金も人一倍収めて来て

老後、生活保護の人よりも
貧しい生活を強いられることへの
不満が原因だった

貧しい事は辛く、ひもじいだろう

何よりも

国に対して義務を果たしてきたのに
全く何もしてこなかった人よりも
貧しい生活を強いられることに

怒りを感じるのは当然だと思う

ワイドショーで言う「切れる老人」と
ひとくくりに出来ないのではないか?

高齢者の貧富の差が
大きくなっている現状に加えて  

少子高齢化が進み
膨大な社会保障費がのしかかり

社会構造的に高齢者にも
税金や保険料などの
負担をしてもらわないと
賄えない時代に

不公平感でイライラしている
高齢者が増えているのだろう

ワイドショーのコメンテーターのように
理性が欠乏した老人が急増している

などと言っている場合ではない

新聞では年金受給の低所得者に
一次給付金3万円を配るなどと
書いてあるが

子供手当やふる里創生金

「金がいるなら金をあげましょう」的な
小手先だけの政策ばかりやってきた

つけが回ってきているのだと
思わないのだろうか?

少子高齢化そのものを
食い止める抜本的な方策が

今、求められているのだと思うのである





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