• 2014/12/29
  • 院長のひとり言
韓国ドラマのお蔭
韓国ドラマを見て

「鍼灸治療は凄いですね!」と
言ってくれる患者さんが多い

最近の韓国の時代劇は
鍼灸治療のシーンが多く登場し

その治療効果が絶大に描かれている

中国や香港の映画でも

鍼灸治療のシーンや

経絡や陰陽、五行などの
単語がよく出てくる


ところが日本ではほとんど無い


日本では鍼灸治療は手技療法の
一つとして認識されている

しかも、マッサージが
圧倒的に支持されていて
鍼灸治療に通う人は
手技療法全体の1割にも満たない

中国や韓国では鍼灸医師がいて
病院で鍼灸治療が保険で受けられる

アメリカやドイツ、欧米でも
鍼灸治療は他の手技療法とは
治療効果が圧倒的なので

医療としてその地位を確立している

それに比べると日本の現状は悲惨だ


「痛い」「熱い」「高い」
「下手にされたら悪化する」
「感染症の恐れがある」

よくここまで嫌われたものだ

我々にも責任があるのだ

実際に下手くそな鍼灸師が多い

ハリで治すことが出来ないので
安易にマッサージをする

それでは鍼灸の技術は上がらない


韓国のドラマに感謝している場合ではないが

鍼灸治療は肩こりや腰痛にたいする
ただの手技療法の一つではなく

難病をも治療する事が出来る
医療行為である事を

広く知ってもらう必要があり

国際中医師である小生などは

その先頭に立って
鍼灸治療の普及に努力しなければ

毎年そう言って何も出来ていないので
来年は何か行動を起こしたいと思う。

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