• 2025/10/29
  • 難病・慢性病
痛み止め乱用の弊害③

ここからは痛み止め乱用の
弊害について書きたいと思う

暑いのが分からなかったら
熱中症になって生命が危険に
さらされるのと同じように

痛いのが分からなかったら
生命の危険にさらされる

胃潰瘍で胃が痛くて
何も食べることができないのに
痛み止めを飲みながら飲酒を
続けているとある日突然

胃の大出血を起こしてショック
で即死した人の話を聞いたことがある

胃が痛いと思ったらお医者さんに
行って胃薬をもらって
胃に優しい食事をして禁酒していたら
命を落とすこともなかったのである

いたずらに薬で痛みを止めて
痛みが分からないということは
それだけ危険な行為なのである

痛みは炎症のある細胞が痛みを
感じるホルモンを分泌して
そのホルモンを脳が受け取って
痛いと感じている

痛み止めの薬は脳が痛みを感じる
ホルモンを受け取れなくして
痛みが分からない状態にする

要するに痛みのある患部の
細胞は危険を知らせようとして
一生懸命に痛みのホルモンを
分泌して脳に知らせようとしている
のに痛み止め薬がそれを
ブロックしているのである

だから痛み止めの薬を飲んで
「飲めばすぐに痛みがなくなるから
本当に重宝するわー」などと
日常的に痛み止めを乱用していると

知らない間に患部はどんどん
悪化してしまって取り返しの
つかない状態になってしまうのである

だから慢性痛を抱えて日常的に痛み
止めを服用している人は

ある日突然どんな痛み止めも
効かないぐらいの激痛に襲われて
その時にはすでに関節が破壊され
手術しなければならないように
なってしまう可能性が高いのだ

つづく



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