• 2023/04/05
  • 院長のひとり言
大学まで無料にする必要あるの?


文科省は年収600万円世帯まで奨学金や
修学支援新制度を拡大するそうだ

国は大学まで義務教育と考えているのか?

少子化が叫ばれてすでに四半世紀が経過して
実際に去年新生児が80万人を割ったのに
大学や専門学校はどんどん増え続けている

子どもの数が減るのなら
大学の数も減っていくのが自然なのに
増え続けているのはどうにも不可思議だ

学校法人を開設するには国の許可が要り
一たび開校した大学や専門学校には
毎年多額の助成金が交付されている

学生から多額の学費を徴収して
なお且つ国から多額の助成金を受けとり

しかも現在はほとんどの大学で
定員割れして経営が苦しいようだ

普通なら経営努力をしない
大学は淘汰されていくはずだが

大学まで無償化することで
本来大学へ行ってまで勉強したくない人達が
タダならもう4年間大学で遊んでから
社会人になろうと考えるだろう

そうなると
どんなに無能な経営者の大学でも
経営破綻を免れることになる

そんな無駄なことに税金を投入して
少子化対策だ!などと言っている
政治家や役人はこの国の未来を
本気で考えているとは思えない

年収で無償化を区別するのではなく
学力や才能を評価して高等教育を受ける
必要がある人に無償化してあげてほしい

国家の未来ための投資ならいくら税金を
使ってもらってもいいが

こんな税金の無駄遣いをするぐらいなら
私立大学を全て買い取って公立化し
要らない大学は統合廃校にしたほうが
よほど安くつくだろう(怒)


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