• 2022/07/21
  • 院長のひとり言
激痛整体は危険ですよ!🈡


このブログも長くなってきたので
そろそろまとめたいと思います

YouTubeなどの動画で
激痛整体師のインチキ整体動画を
目にすることが多くなってきた

どこへ行っても何をやっても
治らない慢性痛で困っている患者さんが
「私もあの激痛整体に耐えれたら治るかも」と
間違っても思わないでもらいたい

激痛によって慢性痛を感じていた
脳の活動が一時的に停止するので
しばらくの間は痛みが楽になり
患者さんは大喜びして
苦しみから解放されて良かった良かった

そんな動画が撮れるようだが

ほとんどの人はその後悪化しているはずだ

何故なら痛みの患部に
強い外力を加えて激痛を与えているので
患部の傷口が広がり炎症が激しくなるからだ

下手をすると症状が悪化するだけではなく
断裂や麻痺などの重篤な後遺症が残ることも
考えられる危険な行為なのだ

しかし世の中には医者では治せない病気もある
心因性疼痛がそれである

どこも悪く無いのに脳が暴走して
痛みを感じてしまう病気なので
どこも悪く無い人につける薬はない

唯一治療として行われているのは
認知行動療法であり痛い部分を動かすことを
繰り返して脳にホントは悪く無い事を
認知させる方法だ

この方法は言いかえれば
「もう痛くないんだよ」と
精神的に暗示にかけることが目的なのだ

そういう意味では
カリスマ整体師の激痛整体に耐え抜いて
「もう大丈夫ですよ」と言われたら
強烈な暗示効果があるので

心因性疼痛の方はもしかすると
一発で改善することもあると思われる

医者が治す事ができない病気は多く
古くは加持祈祷に頼っていたが
今でもこのような暗示を目的とした
過激な治療法は世界中にたくさんあるようだ

どこへ行ってもどこも悪くないと言われ
活動中より安静にしている時の方が
痛みを強く感じる心因性疼痛の方は

ダマされたと思って一度チャレンジ
してもいいかもしれない。(笑)

終わり





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