- 運動か?安静か?⑧
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このブログは運動か?安静か?と
いうテーマで書いてきたが
慢性痛には運動と安静という
二つの治療方針があり
この二つは全く真逆の治療方針なので
運動するか安静にするかを誤まると
当然のことながら病状は悪化する
現在ほとんどの整形外科では
慢性腰痛や変形性膝関節症などの
慢性痛治療には運動療法を用いて治療されるが
当院では逆に整形外科で指導されていた
ウオーキング、マッサージ、ストレッチなど
患部に負担がかかる事は全て禁止して
積極的に患部を安静にすることを指導する
その事によってみなさん治っている
このことから慢性痛の患者さんの
ほとんどが安静にしなければならないのに
間違った運動療法を続けたことで
悪くなっているのが分かる
思い出してもらいた
体が痛みを作る目的には
危険を回避する
危険を学習する
安静を促して回復を図る
という3つの目的がある
ところが
整形外科ではレントゲンなどで
「骨の変形」とか「筋力低下」などが
痛みの原因だとか
慢性痛の原因は脳の暴走だと断定して
痛みがあるにも関わらず
運動療法を指導してしまっているのだ
体が痛みをだしている目的は「安静」なのに
「運動」をさせている
体の意志に逆らって
間違った治療法を選択しているのだ
だから
頑張れば頑張るほど悪化していくのである
つづく
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