• 2020/11/24
  • 院長のひとり言
ダイエットは摂取カロリーと消費カロリーのプラスマイナスではありませんよ!⑤


カロリーが高い食品だから控えて

カロリーが低い食品を多く食べると

摂取カロリーが減って痩せると思っている人が

未だにたくさんいるようだが


その考え方で300年以上も世界中の人が

ダイエットをしてきたが

そのほとんどが失敗を重ねて

リバウンドによる肥満体になっている現実を

皆さんはご存知だろうか?


取りあえずカロリー制限するという考え方では

たんぱく質や脂質などの重要な

栄養素まで少なくしてしまうことになる


たんぱく質は筋肉や骨、五臓六腑の臓器から髪の毛や爪など

体の材料となる栄養素です

そしてホルモンや酵素、免疫体の材料でもあります


脂質は1g当たり9Kカロリーと

カロリーが高くその呼び名から食べると

すぐに脂肪になって蓄積されそうですが


脂質は体内のもの凄いエネルギー源であり

ホルモンや遺伝子の材料で

栄養素の運搬、吸収、合成、貯蔵など

脳や神経系、内分泌系を正常に働かせるうえで

欠かせない栄養素である


ここまで話が進んでくるとお分かりだと思うが

三大栄養素の中で制限すべきは糖質なのです


糖質と聞くと炭水化物ダイエットが流行っていますが

私個人的にはあまりお勧めではありません


「ご飯を止めているけど痩せないのはナゼですかね」

などと首をかしげている方がおられますが


炭水化物は脂質やたんぱく質と同様に

私たちの体に絶対に必要なエネルギーです


炭水化物には糖分と食物線維があり

肥満に関係があるのは糖分の方ですが

その中でも単糖類、二糖類、多糖類など

いろいろあり、ご飯は多糖類なので

食後に急激に血糖値を上げる心配はありません


砂糖や果糖のような単糖類を

制限しなくては意味がないのです


さきほど紹介したご飯を止めても痩せない人の

話を聞くと


アイスクリームが止められないし

ご飯を止めたことで今度は

無性にケーキが食べたくなってしまうそうだ


「アイスクリームやケーキの糖分が

ご飯よりも太るのでご飯を食べて

アイスクリームやケーキを止めましょうね」

という説明をしたが


カロリー計算だけを考えているとこのような

本末転倒な事になってしまうのです


つづく




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