大阪府藤井寺市の梶村鍼灸整骨院は、柏原、羽曳野、松原、富田林、八尾、の近隣地域や、他府県から患者さんが来院する中医学と漢方で「難病を治す」鍼灸整骨院です。

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〒583-0027 大阪府藤井寺市岡2-4-1

お問い合わせ・ご予約は

072-939-9199

症例名

五十肩

五十歳前後におこる肩関節の痛みと動きの制限があり、原因がはっきりしないものを五十肩という。 ある日突然発症するケースもありますが、なんとなく肩が痛い、腕を上げるのに肩に違和感がある時に、「五十肩になると大変だ」と思い、自己流でマッサージや無理な運動療法をし過ぎて、結果的にこじれて五十肩になるケースが非常に多いのが実情です。 当院では非常に重症の五十肩が奇跡のように一回の鍼灸治療で完治した症例も多くあり、五十肩には鍼灸治療が非常に効果的です。

原 因

五十肩の原因

五十歳前後の年齢になると、肩関節の周囲の軟部組織である関節包や靱帯、関節の潤滑液を作る滑液包に柔軟性が失われで硬くなってきます。
硬く柔軟性の無い状態の組織に冷えや使いすぎ、打撲などの外傷などで肩関節周囲の軟部組織に炎症が起こり、そのほとんどが間違った治療法で悪化して五十肩にいたります。

治療法

五十肩の治療法

五十肩には急性期、慢性期、回復期の3つのステージがあり、各ステージによって治療法が異なります。

急性期
はしばらく肩の調子がなんとなく悪く、おかしいと思っているとある日突然肩の激痛とともに、日常生活に支障をきたすほどの痛みと運動制限が起こる。
治療は絶対安静が基本、痛いほうの手を使わない、動かさない、重症の時は三角巾や包帯で固定する。

慢性期
急性期の痛みは数分間痛みが続く、夜中に痛みで目が覚めるなどの激痛であるが、慢性期になると動かすと痛いがその時だけの痛みになる。
慢性期の治療は、安静が基本であるが痛みを感じない程度の運動を開始する。

回復期
関節を動かしてもそれほど痛みを感じなくなっているが、急性期、慢性期の長期間肩関節を動かすことが出来なかったので、肩関節が硬縮し前方挙上や後ろで紐をくくることが出来ない症状になる。
回復期の治療は関節の硬縮を取り、可動域を回復するためにリハビリが必要なので、痛いところまでしっかり関節を動かして関節の癒着をはがし、硬縮が無くなれば五十肩は治癒したことになります。

注 意

五十肩治療の落とし穴

治療法の項で説明したように五十肩は3つのステージがあり、そのステージによって治療法がまったく異なります。特に急性期と、慢性期では真逆の治療法になります。
そのため、以前に五十肩を患った人は最終的に回復期に肩の運動で、関節硬縮を治して治癒に至っているので、「五十肩はよく動かして治すものだ」と思い込み、親切心でしっかり動かすようにアドバイスします。
これが五十肩の落とし穴なのです。五十肩の説明の項で説明したように五十肩は肩の炎症がこじれる疾患です。言い換えれば五十肩になった人は治し方を間違えてこじらしてしまった人と言えます。
ですから五十肩になった人のアドバイスを鵜呑みにして、急性期の人が痛みを我慢して運動すると、同じようにこじれて2〜3年は五十肩の痛みに苦しむことになります。

当院において五十肩は一回の鍼灸治療で治るケースは珍しくありませんが、そのほとんどが急性期の患者さんです。ですから、肩の調子が悪いと感じたら安静にして早く治療することが大切です。

施術法

実際の症例と施術法

Fさん 64歳 女性

平成25年7月頃より肩甲骨の間から腰部にかけての鈍痛とおもだるいようなコリがあり、近くの整骨院で電気治療やマッサージをしてもらっていたが、ある日家業の伝票書きや掃除などをやり過ぎたのか右の肩が痛くなってきた。肩こりではないと思い近くの整形外科で診察してもらったところ五十肩という診断で 、それから毎日整形外科で 頚部の牽引と肩関節の運動療法と痛み止めの服用をおこなった。ところが一週間ほど通ったころから夜中に肩が痛くて目が覚めて、右肩を動かそうとしても痛くて動かすことも出来ない、痛み止めを飲んでも効き目が無いという状態になってしまい、カラオケ教室のマイクがもてないと嘆いていると、友人が鍼灸治療をすすめてくれたので当院を受診した。

【所見】
肺虚、気虚、ストレス性
上部頚椎から前頚部の筋緊張と肩甲間部の筋緊張と右肩関節前方の圧痛と硬結、肩関節可動域 前30度 後20度 外側30度

【経過】
11月14日初診
右肩の2穴に鍼をして5分程置鍼して、診ると硬結がまったくなくなっていたので「右肩動かしてください」というと、5分前に30度しか動かなかったのが180度まですっと挙った。その後11月、12月と週2回ペースで通院してもらい、治療のたびに右肩の調子はどうか尋ねたが痛みはないようなので、1月からは週1回で通院している。8月に一度右肩の痛みを訴えたが、初診と同じ治療で痛みが消失した。

【考察】
長い間鍼灸師として五十肩の治療を幾人にもしてきたが、これ程劇的に効いたのは初めてである。その後も五十肩の患者さんには同じ穴を試しているが、必ず効くわけではないが5人に1人程の割合で一回で治っている。